エリア:メキシコシティ コヨアカン地区 ジャンル: 世界遺産 観光名所・旧跡 街並み・街歩き、散策
メキシコシティ南部に位置するメキシコ国立自治大学。スペイン語ではUniversidad Nacional Autónoma de Méxicoと呼び、ウナム(UNAM)の愛称で知られています。1551年に王立メキシコ大学(Real y Pontificia Universidad de México)として創立し、ペルーの国立サンマルコス大学に次いでアメリカ大陸で2番目に古い大学となっています。ラテンアメリカ最大の規模を誇る大学で、メキシコのエリート養成機関として、大統領などの他にも、ノーベル賞受賞者を輩出しています。
観光地としての見どころはなんといっても大学にある巨大な壁画の数々です。2007年にUNAMのメインキャンパスであるシウダッド・ウニベルシタリアが、ユネスコの世界遺産に登録されました。これは壁画によるものと考えられます。中央図書館には4方向すべてに壁画が描かれていて、フアン・オゴルマンの作品です。その他にも、図書館前にはシケイロス作の壁画作品や、オリンピックスタジアムにはディエゴ・リベラによる壁画も有名です。どれもメキシコの土着主義や壁画運動を力強く表現するもので必見です。キャンパス内は大変広大ですが、なかには無料のPuma Busが走っていて移動にも便利です。入場はもちろん無料なので、ぜひ散歩がてら行ってみてはいかがでしょうか。メトロ「コピルコ駅」から行くと、駅のホームに飾られている多くの壁画を楽しむことが出来ます。
(写真:トリップアドバイザー提供)
UNAMで最も有名な壁画作品です。
(写真:トリップアドバイザー提供)
アルファロ・シケイロスの「民衆から大学へ、大学から民衆へ」です。中央図書館の南側に歩いてすぐの場所にあります。
(写真:トリップアドバイザー提供)
オリンピック・スタジアムにはディエゴ・リベラの壁画があります。アステカ建国にまつわる先住民や鷲を描いています。
(写真:トリップアドバイザー提供)
近隣情報