エリア:コロッセオ、フォロ・ロマーノ周辺 ジャンル: 観光名所・旧跡
観光の特徴: 必見! カップル ファミリー マニア 子供連れ シニア グループ・団体教会の名前はあまり馴染みがないかもしれません。こちらはあの「真実の口」があるバシリカです。元々この教会は6世紀頃食料市場であった場所に建てられました。それが8世紀頃に東方の聖像破壊運動(イコノクラスム)の迫害から逃れてきたギリシャ人修道士たちに授けられ、今に至ります。コスメディンとは化粧を指すコスメと同じくギリシャ語で「装飾」を意味します。典型的なバシリカ建築で、鐘楼はロマネスク様式。床はコズマーティ様式の大理石モザイクで飾られ、中央の合唱席と説教台、ビザンチン様式の特徴を残す内陣との仕切りの障壁(イコノスタシス)、その奥の主祭壇とその天蓋や背後の窓、ゴシックの大理石の装飾やゴズマーティ装飾の抑制された華やかさが好ましい印象を与えます。被災した聖堂の屋根部分は焼失してしまってることが多いですが、サン・マリア・イン・コスメディン聖堂は当時のまま残っていることから貴重とされています。屋根は木造の小屋組のトラス構造。入り口右手にあるお土産売り場の壁には3世紀まで遡る美しいモザイク壁画があり、見ごたえ十分です。
石でできた彫刻。教会の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られています。映画『ローマの休日』でも有名な真実の口ですが、元々は下水溝のマンホールの蓋であったそうです。刻まれているちょっと怖~い顔は海神トリトーネがモチーフ。真実の口は偽りの心がある者は手が抜けなくなる等の伝説がありますが、この造形は迫力がありますね!ちなみに複製品がローマ三越店内にあり、そちらも観光客を中心にちょっとした撮影スポットとなっています。
正面に向かって左の祭壇の中にはウァレンティヌスの頭蓋骨が納められています。彼は3世紀頃のキリスト教の聖職者で、正教会・カトリック教会・聖公会・一部ルーテル教会で聖人とされています。また、ヴァレンタインデーの習慣のもとになった人物としても有名です。
施設名 | Basilica di Santa Maria in Cosmedin or de Schola Graeca |
住所 | Piazza della Bocca della Verità, 18, 00186 Roma |
電話番号 | +39 06 678 7759 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | <毎日>09:30-17:00 |
アクセス | バス「BOCCA DELLA VERITA'」下車、徒歩およそ2分 |
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