路上はB級グルメ天国

ベトナムに着たら、お金がある無いにかかわらず、一度は路上の屋台でプラスチックの小さな椅子にすわって屋台の味を満喫したい。
屋台の食事はただ安くておいしいだけではない。
ある程度年齢をいった人なら戦後の昭和の日本を連想するだろう。
そんなノスタルジックな雰囲気をリアルに感じられる場所なのだ。

都市化の進むホーチミンだが、一歩路地裏を入るとタイムスリップしたような空間に出くわすことがある。
値段はコーヒーなどが1万ドン、麺類など2万5000ドン~程度が主流。
日本円で100円前後で食べられる。

朝はコーヒーはもちろん、現地の人は早朝からフォー(ベトナムそば)を食べる。
朝から麺はキツイならバインミーというフランスパンのサンドウィッチなどもあり、屋台の種類は豊富。
英語が通じる可能性も低いので、既に食べてる人のものをこっそり見て、おいしそうなら指をさして「同じものが食べたい」という意思表示をする(豚肉や牛肉、麺の種類など特に具財を選びたい場合は、作る前に食材を指定したほうがよい)。

種類豊富な路上レストラン

定番の「バインミー」。フランスパンのサンドイッチ。価格も100円しないことも多い(繁華街に近いほど価格が高い)。
主に豚のハムや燻製、レバーのペースト、スクランブルエッグ、チーズなどショウケースの中の具材を選んで作ってもらう。
見た目は西洋っぽいがヌックマム(魚醤)や香草を入れるので、エスニックな独特の味になる。もちろん嫌いな人は好みに合わせられる。

こちらはコム(おかず載せご飯)とブン(米麺。フォーとほぼ同じ。)を扱う屋台。
すでに食べてる人が居て同じものが欲しければかなり話は早い。「セイムセイム(same:同じ)」という英語がなぜか浸透していてほぼ通じる。しかもなぜがセイムを2回繰り返す。

早朝や夜など閉店した店舗前で時間限定で出店する屋台も多い。

基本的なフォーの食べ方(路上編)

朝でも昼でも夜でも、時と場所を選ばないベトナム定番フード、フォー。
具材や麺の種類など選択肢がさまざま。
店ごとに同じスープの味は無いといえるほど、店主のこだわりが感じられるメニュー。
食べ歩いて最高のフォーを見つけるのも楽しいかも。

①テーブルにおいてある紙で箸、スプーンをきれいにぬぐう。その紙はおもむろに地面に捨てる(ゴミ箱がある場合はそこに入れますが)。

②ミントなどの香草が付け合せで出てくるのでちぎって入れる。
③ライムを絞って入れる(絞りかすは地面に捨てる)。
④一口食べる。

⑤一口食べて「なんか違うな」「物足りないな」と言う場合は薬味を入れる。コクが出たり、スパイシーになったりする。

⑥味の調整ができたら食べる。
⑦ライムの隣の青唐辛子をたまにかじりながら食べると上級者。

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