チップ

レストランやホテルでは、勘定にサービス料が含まれていることがほとんどです。ですから必ずしもチップを渡す必要はありません。良いサービスを受けたと感じた時、任意に渡せば大丈夫です。

税金

イタリアでは、ほとんどの商品にIVA(付加価値税)がかけられています。税率は商品によって異なります。日常生活に不可欠な食料品などは4%ですが、なくても過ごせる食料品やホテル代、バール、レストランなどでは10%。それ以外、例えば洋服や家具、家電などは22%です。ただし、1店舗でEU圏外の居住者が、総額154.94€の買い物をした時、免税手続きをすれば、手数料を引いた税が変換されます。

またナポリやソレント、サレルノ、ラヴェッロではホテルの宿泊料に滞在税が、カプリ島やイスキア島、プロチダ島ではフェリーや高速船の料金に入島税が上乗せされます。

免税手続きの仕方

【免税対象】EU圏外の国を居住地とする人。個人使用のために品物を購入し、未使用の状態で個人の荷物と共にイタリア国外に持ち出す場合に、IVAの払い戻しを受けられます。
【最小額】1店舗につき、購入額の合計がIVA込みで154.94€以上。店頭表示価格の総額です。
【手順】
(1)TAX-FREEの表示がある免税店で買い物をすること。ただ中には看板を掲げていない店もあるので、まずは訊ねてみると良いでしょう。
(2)支払いの際、パスポート番号を告げ、免税伝票(Tax-free Shopping Cheque)を発行してもらいます。この伝票とレシートを、出国時まで保管しておきます。
(3)出国時、空港の税関カウンターで税関スタンプを受けます。混んでいることも多いので、時間に余裕を持って空港に行きましょう。
(4)税関でスタンプをもらった免税伝票と購入店のレシートを、空港免税店内の「Cash Refund」カウンターに提出し、払い戻しを受けます。
あるいは、クレジットカードを指定した免税伝票を、店内で渡された所定の封筒に入れて事務局へ郵送します。この場合は3ヶ月以内に事務局に書類が届くことが条件。クレジットカードに払い戻しがなされます。
また現在は、免税代行業者も複数あり、各社専用デスクを設けています。中には成田空港、関西空港でも払い戻しを受け付けている会社もあります。

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