シンガポールのマナーとチップ

■多民族国家であり、異なる宗教、習慣を持った人々が暮らすシンガポールでは政府による共通のルール、規則が公共施設、電車、バスなどで多く設けられています。日本人から見たらあれ?というような規則もありますが、旅行中とはいえ、郷に入れば郷に従え、で
快適に過ごしましょう。

罰金大国?!

■すでに噂は聞いたことがあると思いますが、シンガポールは細かな規則がたくさんあり、その中で他民族の国民が共存をしています。
特に厳しいのは麻薬の持込とタバコの持ち込みです。
麻薬はいかなる場合も持ち込み禁止、罰金のみならず投獄の可能性もあります。
タバコは持ち込む際には必ず空港で課税申請をしましょう。一部海外からのタバコが許可なく売られている地域もあり、政府の取調べが厳しいからです。
■その他の規則に関しては、駅、バスの中、公共の場で目立つように赤字で絵と一緒に書かれ、だれにでも理解できるようになっています。また違反した際の罰金もそれぞれ書かれているのはシンガポールならではです。
■旅行者が気をつける主な規則、罰金は、ごみのポイ捨て$1000、地下鉄内での飲食$500、禁煙エリアでの喫煙$1000、チューインガムの持込$1000、つばを公共の場で吐く$500などなど。また、匂いのきつい果物の王様ドリアンをバス、地下鉄に持ち込むことも禁止です。

公共でのマナー

■罰金の規則以外では寺院、モスクが多く、異なる宗教が共存するシンガポールゆえ、それぞれの宗教への敬意を払う意味でも、寺院’、モスクでは肌の露出のある服装を避ける、イスラム教では左手を使って握手をしない、食事をしない、頭の上に手を載せない、などあります。
■宗教により、牛が神聖なものとして祭られ、食べない人々ものいますし、イスラム教では豚肉、アルコールは禁止です。
■第二次世界大戦中、日本はシンガポール(当時の昭南島)を占領し、多くの国民が犠牲になった悲しい歴史があり、シティ・ホール近辺にはその犠牲者の慰霊、二度と悲劇を繰り返さないためにも戦争記念公園が建てられています。この事実を知った上でシンガポール観光をすれば自ずと良識のある観光になると思われます。

チップに関して

■シンガポールではチップの習慣は一般的ではありません。料金に10%のサービス料が含まれているのを確認しましょう。荷物を持ってくれたベルボーイ、特に気をかけてくれたサービスがあった場合などは$2くらいのチップが目安です。
タクシー、フードコートなどでは不要とされています。
シンガポールでは特に偶数が好まれますので$2,4、8、10など旧正月のお年玉(アンパオ)でもこの数字が使われます。

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