春夏秋冬、地中海気候に恵まれた大地

地中海に浮かんだ国土は南北に長く伸びた長靴の地形をしています。20州からなる国は地中海気候で包まれ、オリーブや柑橘物、ブドウ畑などの生産が活発に行われています。冬はアルプス山岳地帯は雪に覆われ、北部の都市でもかなり気温は下がり、どんよりとした天気が続きます。一方南部のシチリア島は冬でも温暖で暖房も必要ありません。夏は一般的に暑く40度になることもありますが、日本に比べ湿気は少なく過ごしやすいでしょう。また春でも日差しが強いのでサングラスや帽子など、紫外線対策も気をつけながらこの素晴らしい国の自然を思う存分楽しみましょう。

国土全体が一気に開花します。先端を切るマーガレットは春の訪れを知らせます。丘稜地帯を彩るポピーや黄色いジネプロの花が青い澄み切った空とともに素晴しい風景を見せてくれます。

日差しがますます暑くなり人々は海へ駆け出します。東のアドリア海は比較的湿気があり、西のリグーリア海、ティレニア海はカラッとしています。昼と夜の気温差が感じられるのもこの地域で、真夏でもカーディガンなど、はおるものがあると便利です。北のアルプスではハイカーが緑のカーペットで覆われた道を散策します。ただし山岳地帯は気温や天気が変わりやすいのでジャケットや折りたたみ傘があると安心です。

短い秋は紅葉した風景を楽しむのはあっという間。日も短くなり、10月下旬には冬時間に入ります。天気は不安定で夕立や悪天候による山崩れ、洪水もこの時期に頻繁に起こります。北部では雪も降こともあり、逆に南部では11月ごろまで海辺へ赴く人もおり良い天気が続きます。

北部はかなり冷え雪も降ります。どんよりとした天気が続き深い霧もしばしば出ます。夜間は氷点下になりヨーロッパでは厳しい季節です。一方南は温暖な気候に恵まれ快適に過ごせます。

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